時価総額Top100、日本企業は何社?

投資

 おじさん愛読英エコノミスト紙6月4日号のLeadersに、The new geopolitics of global business というタイトルで、投資の観点から見てもとても興味深い記事が掲載されています。

 おじさんは今週はこの記事を無料購読記事としてチョイスしました(こちらをご参考ください)。

 この中に、「世界で最も価値のある企業100社のうち、米国と中国企業が上位100社のうち76社を占める」、という記載があります。

 さて、ここでクイズです。日本企業は上位100社の中に何社入っているでしょうか?

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米中企業が世界を席巻

 GDP世界1位は米国(全体の24%)、2位が中国(同18%)なので、この2国の企業が多くランクインしているのは、まあ当然の結果ではありますが、それにしても2国で全体の4分の3というのは驚きです。

 このエコノミストの記事には、実際のランキングの掲載がありませんので、何をいつの時点で参照しているのかが不明ですが、世界の時価総額ランキングは、ネット検索すれば、いくつかのサイトがヒットします。

 ということで、グーグル検索でトップに表示された Wright Investors’ Service 提供の Corporate information にある Top 100 Lists というのを見てみました。

 時点が異なるためか、こちらのリストでは米国企業57社、中国企業13社で合計70社となっていますが、それにしても、米中が際立っています。米国企業が極端に多いのですが、3位がフランスの4社なので、中国企業の健闘も目立ちます。

 ちなみに、上位5社の顔触れは、1位アップル、2位マイクロソフト、3位サウジアラムコ、4位アマゾン、5位アルファベット(グーグルの親会社)です。

 3位のサウジアラムコは名前の通りサウジアラビアの会社で、世界最大の石油会社です。2019年に株式を上場、上場時点では時価総額世界1位でした。年間の利益は1086億ドル(およそ12兆円)の超巨大企業です。

クイズの答えは? 

 さて、冒頭のクイズの答えですが、皆さん、何社だと思いますか。以下、ヒントです。

  • 日本は米中に次ぐGDP世界3位(世界全体の6%くらい)です。
  • 前述のとおり、3位はフランスの4社ですから、それよりは当然少ないです。
  • 時価総額100位は1406億米ドル(オーストラリアのコモンウェルス銀行)です。

 具体的に個別企業を思い浮かべればわかるかもしれませんよ。世界のトヨタは入っていそうですよね。復活しつつあるソニーも入っているのかな~。あとソフトバンクグループとか、どうなんでしょう。

 それでは正解を発表します。

 正解は、なんと1社です。トヨタが35位にランクインしています。

 いかがでしょうか。がっかりした方もいるかもしれませんが、これが日本の現状です。

 記事では、2000年以降、米中が躍進、欧州の地位低下が著しいと指摘しているわけですが、日本企業については、たった1文、“Japan Inc’s status soared in the 1980s only to collapse.”と書かれているのみです。悲しくなります。

 ちなみに、2社以上がランクインしている国は、スイス、オランダ、オーストラリア(以上3社)、インド、アイルランド、ドイツ、カナダ、イギリス(以上2社)です。

 アイルランドが意外ですかね。コンサルティングのアクセンチュアの本社がアイルランドにあるそうです。税金かなんかの関係ですかね。機会があったら調べてみたいです。

 オーストラリアは、資源・鉱山の会社が2社入っています(BHPとRio Tinto)。

 それから、フランスの3位、4社というのもすごいですよね。フランスのGDPは世界6位とか7位あたりです。

 ランクインしている企業は、LVMH、ロレアル、エルメス、クリスチャンディオールです(LVMHはルイヴィトンを傘下に持つ高級ブランドのコングロマリット企業)。国柄がもろに表れていますね。

2040年、日本企業は何社ランクインする?

 エコノミストの記事ですが、“The best gauge of success will be if in 20 years’ time the list of the world’s biggest companies looks absolutely nothing like today’s.” という一文で締められています。

 米中の躍進は、ここ20年の間に起ったことです。こと企業政策に関しては、米中が優っていたということにほかなりませんが、これから20年で、様変わりする可能性は当然あるわけです。

 おじさんも、日本を愛する日本人として、日本政府、日本企業には期待したいところです。10社は無理でも5社くらいランクインしてもらいたい。

 まあ、一投資家としては、どの地域、どの国の企業が躍進するにしても、機動的に投資ができる準備と、企業の価値を見極める目を養っておくことが大事ですかね。

 それでは今日はこのへんで。

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